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日文775(14)


丹羽长秀が続く。
信长の盟友で、戦上手な事でも知られる徳川家康は、やはり讨つ必要があるとの判断だ。
仅か30人ばかりの供と共に堺を见物している徳川家康を讨つなど、造作もないだろう。
「麿はすぐ朝廷を动かし、光秀殿を官军と致す。天下の义挙であるとな」
前久の言叶に一同が颔く。
信长暗杀が、ただの谋反と见做されれば天下の支持は得られない。
朝廷のお墨付きは絶対に必要だ。
「羽柴军はすぐさま毛利家と和议を结び、兵を返します。明智様にはそれまでの间に安土城をはじめとする近江を制圧していただきたい」
「柴田殿が戻ってくる前に、か」
「いかにも。上様や信忠様が讨たれたと知れば、柴田様は火の玉のようになって攻め寄せてきましょう。説得できるような相手ではありません。雌雄を决する必要があります。迎え撃つならば京周辺よりも、やはり近江。できるならば贱ヶ岳の辺りが望ましい」

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柴田胜家。
织田家の笔头家老にして、最强の男である。
麾下には、前田利家や佐々成政、佐久间盛政ら织田家中名うての猛将がずらりと揃っている。
真っ当にぶつかり合えば、この场に居る者の谁一人として胜ち目はない。
「明智、羽柴、丹羽の各军が共同して当たれば、いかな柴田殿と虽も対等に戦えよう。勿论、我が细川势も加わる。大和の筒井顺庆からも同意を得ておるしな」
柴田胜家を讨てれば、残るは関东の滝川一益のみ。
优秀な男であるが、柴田胜家を讨った后であれば大した胁威にはならない。
「上様を讨った后の……织田家の家督はどうするのです?」
既に、光秀を除く四人の间で、计画は练りあげられている。
光秀から见ても、この计画ならば容易に成功するように见えた。
「迹目については、信孝殿をと考えております」

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ゆっくりと、丹羽长秀が名を挙げる。
「异论はなし」
すぐさま近卫前久が颔く。
「まぁ、信雄殿よりはな」
细川藤孝が苦笑する。
「元より、我らの狙いは信长?信忠の排除。主家を灭ぼし、天下を夺おうという訳ではござらぬ」
黒田官兵卫が薄く笑みを浮かべつつ颔く。
织田信孝は信长の三男。
実际に生まれたのは、次男の信雄よりも早かったが、信雄の母が信忠と同じ生驹吉乃であるのに対し、信孝の母が身分の低い侧室であったため、三男とされた。
北伊势の豪族?神戸氏の养子となったために、神戸信孝を名乗っている。
愚钝と言われる兄?信雄に比べて聡明で知られ、家臣からの人望も笃かった。
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